公立高校入試2022(中期選抜)

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公立高校入試2022(中期選抜)

■公立高校入試(中期選抜)

3月8日に実施された中期選抜の志願倍率は、コース統一を敬遠されたと思われる日吉ヶ丘が

1.07倍、ずっと高い倍率で推移してきた山城が1.23倍とやや低くなったものの、

鴨沂1.81倍・塔南1.66倍・堀川1.57倍・嵯峨野1.45倍など、立地の良い学校、進学実績の

高い学校は引き続き人気となりました。

 

次年度、校舎移転が決まっている塔南は2年前から1.16倍→1.29倍→1.66倍と上昇を続けています。

実質的な定員割れを意味する0.9倍未満の普通科校は4校と前年の6校から減少しましたが、

東稜・洛水の2校は3年連続で後期選抜を実施するなど苦しい状況が続いています。

 

入試の内容としては、英語・数学・国語ともに形式や難易度で例年との大きな違いはありませんでした。

 

理科については、昨年からの新学習指導要領で加わった「ダニエル電池」が早速出題されました。

今後の出題も予想されますので、イオン化傾向含めて仕組みをしっかりと理解する必要があります。

 

社会は難化し、定番として毎年出題されていた「地形図」の問題がなく、多くの生徒にとって

初見となる資料の読み取り問題が幅広く出題。

 

計算が必要な問題も4題(「国別のバナナの生産量と輸出量」「エチオピアの宗教別人口」

「年齢別総人口と投票率」「所定内労働時間とパートタイム労働者の関係」)含まれ、

知識としては不要だが、「読解力と割合の理解」が必要なため

「題材は社会でも実質国語と数学の融合問題」という印象でした。

 

【4月5月の主な予定】                    

4月29日(金)~5月5日(木)  ゴールデンウィーク休み

5月28日(土) 英検(学ラボ内実施)