公立高校前期選抜入試(1月抜粋)

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公立高校前期選抜入試(1月抜粋)

■公立高校 普通科前期選抜入試・募集状況について

 2014年から始まった「普通科の前期選抜」(英数国の3科目入試)は当初、各科目「記述問題が

ある」という点を除いては、「メインとなる中期選抜」との難易度差はほとんどありませんでした。

 

近年もほとんど形式は変わっていませんが、以前より難しくなっています。

おそらくトップ校を受ける生徒達の得点差がつきにくく、定員の3割しか募集しない前期において、

ほとんど通知表勝負になっていた状況を改善するためではないかと推測しています。

 

特に国語はここ2年、論説文の抽象度が高くなっています。一文を抜粋してみると、

「相互協調的自己観における自己とは、他者や周囲の物事と結びついて社会ユニットの

構成要素となるような、本質的に関係志向的な実体である。」

 

読み慣れていないと、拒否反応をおこしてしまうかもしれませんが、すごく難しいことを

言っているわけではありません。読んでいく際、

 

①抽象度の高い文章は、必ず具体例を交えながらの「言い換え」表現があります。

②また、何かと「対比」させながら主張を展開していくことがほとんどです。

③重要だと思う部分に線を引いたり、簡易な図を書いたりして気づくこともあります。

 

これらを意識しつつ、語彙力強化もしながら慣れていきましょう。

 

11月時点の進路希望調査では、山城・鴨沂・桂・桃山など人気校は今年も多くの生徒が志望している

一方、8校が現状では定員割れになっています。

そんな中、11月調査では5年ぶりに朱雀高校を第一志望とする志望者数が定員を上回りました

(定員200名に対して志願者217名)。

 

同校では「朱雀プライド計画」と銘うって増田校長のもと改革が始まっています。

具体的には①制服の導入、②コース制導入及び初の7限目授業実施、③部活動活性化(指定部のほか、

ボランティア部・アスリート部・学習部を新設)等の施策を実施しています。

 

塾向け説明会の際にも授業見学を実施していただくなど、学校の本気の覚悟が伝わる内容でしたが、

今回の募集にもそれが反映されているのではないでしょうか。

今でこそ人気校となっている鴨沂高校も、制服の導入と7限目授業実施から大きく変わっていきました

ので、伝統校の推移を見守っていきたいと思います。

 

■キャンペーンのご案内

今年も、ご兄弟姉妹・ご友人を対象とした「優先入会キャンペーン」を実施させていただきます。

同封の資料をご覧のうえ是非ご利用ください。

 

■保護者面談のご案内

1/25(金)~2/7(木)を目処に保護者面談を実施いたします(30分程度)。ご希望の方は下記用紙を

ご提出ください。

あまり多くの日程がとれず恐縮ではございますが、学習内容が大きく変わる新中学1年生(現小6)や

コース変更を検討中でお急ぎの方を優先させていただく場合もございます。

2月末~3月中旬にも面談期間を設定いたしますので合わせてご検討ください(来月の学ラボ便りに記載)。

 

【1月2月の主な予定】

2/9(土)私立高校 入試初日  15(金)公立高校 前期選抜初日 25(月) 国公立大学 前期入試