2022年03月 の記事一覧
- 高校新学習指導要領
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4月から140年ぶりの民法改正によって成年年齢が20歳から18歳に引き下げられます。
民法上の成年は「1人で契約をすることができ」「父母の親権に服さなくなる」位置づけで、
親の同意を得ずに携帯電話の契約や、クレジットカードの作成、ローンを組んでの
高額商品の購入といった行為が出来るようになります。
世界が広がる一方、消費者トラブルにあわないためにも早めに契約に関する最低限の
知識やルールを身につけておくことが大切です。消費者庁の「18歳から大人」特設ページ
(Twitterでも発信)がありますので、新高2・高3の生徒さんは是非一度ご覧下さい。
新高1生以下の生徒さんは、下記の高校新課程で学んでいくことになりますので、
まずは学校の授業をしっかりと吸収していきましょう。
■高校新学習指導要領について
小・中学校につづいて4月から高校でも新学習指導要領に基づく教育が実施されます。
「主体的・対話的で深い学び」「未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力の育成」
などの柱となる考え方をもとに、「教科横断的な学び」や対話型、探求型の学びが取り入れ
られるようになります。以下、新設・再編される科目を抜粋して紹介します。
・公民:「現代社会」が廃止され「公共」が必修科目として新設
選挙権に続き、成年年齢が18歳になることに伴い、「消費者教育」や「主権者教育」を充実。
・「情報」はプログラミングを扱う「情報Ⅰ」が必修に
現行では、プログラミングを含んだ「情報の科学」を教える学校が少なかったため、
情報が世の中に与える影響を考える「社会と情報」と統合し、より高度なIT人材を育成する
ことを目的に「情報Ⅰ」として必修化。
・英語は「コミュニケーション英語」を「英語コミュニケーション」に変更
「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能のうち、「話す」を「やりとり」と「発表」に分けて4技能
5領域として実施。
・数学は「数学C」が復活
「数学C」は数Bから移行するベクトルと数Ⅲから移行する平面上の曲線と複素数平面で主に構成。
ベクトルがなくなる「数学B」では従来ほとんどの大学の入試範囲から除外されていた
「確率分布と統計的な推測」が必修化。
■英検実施のご案内
今年度も第1回(5/28)、第2回(10月)は塾内実施をいたします。「目標設定による学力・
モチベーションアップ」や「入試のリスニング・面接対策」としても有効ですので、
どんどんチャレンジしてください。