中学校教科書改訂について

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中学校教科書改訂について

■中学校教科書改訂について(数学)

新指導要領では全学年での「統計的内容の充実」を掲げ、領域名も「資料の活用」から「データの活用」へと

変更されています。高校からは「累積(相対)度数」「「四分位範囲と箱ひげ図」「反例」等の内容が降りて

きて、実生活での活用を意識した学びのページが増えています。

 

例えば、インターネットの接続会社を選ぶ際に、「下り最大400Mbps!」といった最高の通信速度に

目が行きやすいですが、四分位範囲(データを大きさ順に並べたときに「中央付近の50%が含まれる

区間の大きさ」)を目安にしたほうが、実際の使用感に近いといった活用の仕方が考えられます。

 

実際に、携帯大手3社の通信速度(Mbps)について比較すると、下表の通り「下り(ダウンロード)」の

最大値ではdocomoとauは拮抗していますが、四分位範囲(第1~第3四分位の間)で比べると、

docomo 168~299 > softbank 97~172 > au 93~161 と差が生じています。

 

逆に「上り(アップロード、表は省略)」では、au 13~57 > softbank 19~33 > docomo 17~27 と

なるなど、身近な題材と結びつけて考えると、より学びを深めることにつなげられそうです。

  

 

 

 

 

 

【5月6月の主な予定】

5月29日(土)  英検実施日(学ラボ内)

6月6日(日)   全国統一小学生テスト(8時55分 学ラボ集合)