学ラボ通信 詳細
- 公立高校入試情報、京大野球部速読
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昨年、速読トレーニングを取り入れたという内容で少しご紹介した京大野球部ですが、
今季は23季ぶりの勝ち点を挙げました。先日、助監督にお会いしたら「今でも眼筋トレーニングは
毎日やっている」とのことで好調な打線の一因になっているようです。
その速読講座は5月より新システムになり、目的別にトレーニング内容が整理され、操作性も
上がっています。受講生の処理能力向上に少しでも役立てるよう今後とも工夫してまいります。
■公立高校入試
単独選抜への移行初年度となった2014年入試(中期選抜)は、京都市・乙訓地域で倍率1.25倍
(不合格者934名)でした。1.25倍は大したことないと思われがちですが、Ⅰ類総合選抜での不合格者数は
数十名程度の年が多かったことを考えると、非常にインパクトのある結果だったと思います。
また、特に学力中上位校を狙う場合、第1志望第2順位(定員の10%)での合格となる可能性も十分
にありますので学校選択は非常に重要となります(今年は250名以上の生徒が第2順位での回し合格)。
(受験生の保護者様には、また面談等の際に詳しい相関図をお渡しいたします。)
<中期選抜の合格者の決定について> 例)受験者10名 定員6名の場合
①まず、「内申点」と「入試得点」をそれぞれ高得点順に並べ、「双方とも募集定員の範囲内」に
ある生徒が合格。(下表1 両方とも6位以内に入っているA,B,C君が合格決定)。
②表1で合格が決まらなかった生徒について、「内申と入試得点の合計点順」に並べ、
合格者を決定します(下表2 H,I,D君が合格決定)。
表1 表2
順位 氏名 内申点 氏名 入試得点 氏名 合計点 1 A 145 H 160 H 288 2 B 143 I 155 I 282 3 D 142 G 149 D 280 4 F 137 A 148 G 278 5 E 134 B 146 E 269 6 C 130 C 140 F 269 7 G 129 D 138 J 252 8 H 128 E 135 9 I 127 F 132 10 J 126 J 126 上記のような2段階の合格者決定方法のため、「C君は合計270点で合格」なのに対して、
「内申で1点低いG君は合計278点で不合格」になってしまいます。単独選抜により
「学力の近い生徒同士の争い」になった結果、従来ほとんどなかったこのような現象が
複数の学校で生じている模様です。内申の1,2点の重みが従来より増していますので、
1回1回の定期テストや課題、提出物を大切に頑張っていきましょう。
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