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- ChatGPT考察、京都成章高校
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■ChatGPT考察
チャットGPT(人工知能を使ったチャットサービス)が世間を賑わせるようになり、
試したことのある方も増えていると存じます。
私も先日、「走れメロスの感想文を書いて」と入力したところ、「メロスの強い信念と情熱、
そして絶望的な状況に立ち向かう彼の勇気に感銘を受けました。・・・」とった
大人顔負けの自然な文章がごく短時間で返ってきて驚きました。
すでに教育現場でも利用されていて、東京大学の池谷教授が薬理学の試験問題をGPTで作問し、
提案された20題の中から4題選んで出題したところ、出題傾向の変化についていけず、
単位を落とした学生が例年の2倍に増えたそうです(出典:AERA dot.)。
その救済措置として「高血圧の薬についてChatGPTが書いた解説文である。この間違いを説明せよ」
というレポート課題を用意。教授自身も「GPTの絶妙かつ微妙な誤りを探すために、
専門書をあたりながら、30分ほど調べた」と言うくらい、深く理解していないと答えられない課題で、
活用の仕方の巧みさにとても感心しました。
まだまだ誤りも多く、質問によっては、間違いだらけの情報を自信満々の文体で書いてくるので、
利用する側が踊らされないように充分に気をつけないと危険性もはらんでいます。
ただ、人工知能自体は避けて通れないツールだと思いますので、
上手に活用できるよう学んでいきたいです。
■京都成章高校
今春、吉竹・前校長が電撃的に退任され、湯浅泰正・新校長が就任されました。
吉竹先生は40過ぎの若さで校長に就任し、そのリーダーシップと経営手腕で、
不利な立地をものともせずに成章をマンモス校へと導かれただけに、
50代半ばでの退任に塾関係者はみな驚かされました。
湯浅・新校長は35年間ラグビー部の監督を務めて、弱小チームを全国屈指の強豪校に
成長させた名監督です。
カリスマ校長の後任でプレッシャーも相当だと思いますが、ご自身を「究極の負けず嫌い」と
評され、30代の先生を2人教頭に抜擢して、すごい熱量で学校運営にあたられています。
夜遅くまで学校に残って良いという成章スタイルは変えないとのことですが、
新校長の下、学校がどのように変化していくかとても楽しみです。