中学入試科目の変遷、共通テスト国語の変更点

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中学入試科目の変遷、共通テスト国語の変更点

中学入試科目の変遷

 

京都の私立中学入試の科目について、昔は4科目入試もしくは3or4科目選択型の

入試が主流で、算数・国語・理科・社会の4科を学ぶのが当たり前でしたが、

現在、京都府内で4科目必須の私立中は0校になっています。

 

(例えば2010年当時は4科目入試だった京産大附属中も龍大付平安中も、

 現在は2or3科目で初日から受験可能です。)

 

科目数が少ないと1教科失敗した際に挽回しづらいというデメリットもありますが、

受験勉強の開始が遅くても挑戦しやすいのは大きなメリットです。

 

また、英語を選択できる学校も今では、大谷・京都先端科学・花園・文教・光華・

聖母学院・ノートルダム・平安女学院・同志社国際の9校にまで増加していますので、

強みを活かした多様なスタイルが可能であることお知りおきください。

 

■大学入学共通テスト国語の変更点・注意点について(令和7年~)

 

来年の共通テストから、国語の制限時間が80分から90分に延長されることに伴い、

新たに資料読解型の問題が大問3に追加されます。

 

大学入試センターが公開している試作問題の1つを見てみると、気候変動と健康への

影響について、「①文章で書かれた資料が2つ、②因果関係をまとめた図が1つ、

③関連するグラフが3つ、④それらを踏まえて作成するレポートの目次が1つ」

と多面的に情報が与えられ、各々を比較・照合しながら問題を解いていく形式でした。

 

資料読解問題の配点は20点で全体の10%にすぎないので、比率的には10分くらいしか

時間をかけられないのですが、試作問題の分量は非常に多く、至難の業だと感じます。

 

本番の量や難易度がどうなるか分からず、初回の受験生は大変ですが、資料読解に

15~20分使ってしまうと他の大問へのしわ寄せが大きくなりますので、必ず事前に

時間配分を決めて、解ききれない場合は暫定的にマークをして次に進む等、

方針を立てて臨んでください。

 

■英検の塾内実施について

 

2024年度第2回英検も塾内実施いたします。

(次回1月は受験対応優先のため実施いたしません)。

 

中1・中2・高1生が一歩先取りで5級・4級・準2級を受けるのに良いタイミング

だと思いますので、奮ってご参加ください。詳細は裏面をご参照ください。

 

 実施日:10月5日(土)        申込締切日:9月4日(水)